本記事では「研究計画書の効果的な書き方があればが知りたいなぁ」という疑問にお答えします。
研究計画書を書き慣れていないと、目的を達成できる書き方がよくわからない、、、と悩むことがあります。
研究計画書を書く目的は「許可を得ること」です。

つまり、倫理審査委員会、資金提供団体、入学審査会、指導教員などの評価者から研究実施の許可を得るために研究計画書を書くのです。
この記事ではそのための効果的な書き方のコツを解説します。
【初心者向け】研究計画書の効果的な書き方のコツ
まず、効果的な研究計画書には2つの要素があります。
意義深い目的:重要性と新規性に基づく明確な目的が設定されている
説得力のある方法:目的を達成するために有効な方法が提示されている
基本、この2つの要素を満たすように書いていけばOKです。
はじめて研究計画書を書く人は、その研究がどう重要であり、何が新しいのかを論理的にわかりやすく書きましょう。
そして、価値と独創にしっかり結びついた目的を設定するように意識しながら書いてみてください。
また、そうした方は研究法の基本的なところを学んで、目的にあった研究法を選ぶようにしてください。
各研究法の詳細はわからないところが多いと思いますが、まずは自身の目的に近しい方法はどれかなぁという観点から学びとりつつ書いていけばよいでしょう。
それによって、評価者が許可を出すためにもつであろう「なぜ研究する必要があるのか(重要性)」「どんなリサーチギャップ(先行研究に欠ける知識)を埋めるのか(新規性)」「どうやって研究するのか(方法)」といった疑問に答える内容にすることができますからね。
だから、研究計画書を効果的に書きたい人は、上記の2つの要素を満たすように書いていきましょう。
実際に書く際は以下の留意点に配慮してください。
簡潔かつ明瞭にわかりやすく書く
一部の人しか理解できない書き方はご法度である
評価者は必ずしも研究計画書であつかう研究テーマを専門分野にしていません。
例えば、評価者には哲学者、心理学者、社会学者、統計学者などの専門分野の先生方が含まれることがあります。
特定の、一部の専門家しか理解できないような書き方では、上記の2つの要素を満たしても許可を得れられないかもしれません。
研究計画書は専門分野外の人でも理解できるかな?と配慮しながら書きましょう。

研究計画書の書き方ガイドブック
研究計画書の主要パーツは以下の通りです。
- タイトル
- 序論
- 重要性
- 新規性
- 目的
- 仮説
- 方法
- 研究デザイン
- 手順
- タイムライン
- サンプリング法
- データ収集
- データ分析
- 倫理的配慮
- 予算
- 研究体制
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